このページの本文へ移動

誰もが使いやすい駅を作る
安心感・心地良さを感じていただくために

広島支社 企画課 斉藤 有夏里

良いものをつくるためにも自分の力を高める

 入社5年目に、芸備線三次駅の駅舎建て替えという大きな工事を担当しました。駅舎の建て替えは何度もないため、「良いものを作るとともに、この機会を活かして自分の力を高めたい」と懸命に取り組みました。

 建築工事にはたくさんのプロセスがあり、例えば、土台を作る際にセンチメートル単位で鉄筋を組まなくてはいけないなど、一つひとつの作業にルールが定められています。

 工事作業を行うのは協力会社の皆さまですが、工事を発注・管理する立場として、ルールを把握しておくことが必要不可欠です。そのため、ルールの資料を隅々まで読む、実際に現場に足を運び、自分の目で見て関係者の皆さまと話をすることを心がけました。

 良い駅にしたいという強い思いから、完成後の駅をイメージしながら関係する皆さまと何度も議論を重ね、工事を進めることで、無事に工事を完了することができました。

 新駅舎の使用開始日に想像以上に地域の皆さまが多く来てくださったことは、大きな喜びと達成感につながりました。

将来まで地域の皆さまに愛される駅をめざす

 駅の建て替えなどの計画を考える際には、バリアフリー化はもちろん、現在や将来のご利用規模にあった設備にすることを意識し、お客様にとって使いやすい駅となることを第一に考えています。休みの日には、駅をはじめ、建築全般の見学に行き、勉強しています。

 駅をご利用になられるお客様をはじめ、誰もが心地良さを感じていただけるよう、完成後だけではなく、10年、20年先にお客様がご利用になられる姿をイメージして、行政の皆さまとも協議を行いながら計画を立てています。

 特にバリアフリー化については、国・地方自治体・当社の三者が連携して進めていくため、協議を進める中でさまざまな意見が出ますが、みんなにとって良いゴールに導けるように、自分の考えに固執せず、相手の立場に立って物事を考えることを心がけています。

 駅の完成後には、実際にご高齢のお客様や車いすをご利用のお客様などがエレベーターなどをご利用になられている姿を見ると、いつも無事に整備出来て良かったなと感じます。

「もっとこうすれば良かった」などと思うこともありますが、その気持ちを常に忘れずに、この先も、誰にも使いやすい駅を作っていきたいと思います。

人とのつながりを大切に「チーム」で取り組む

 駅のバリアフリー化に向けた事業計画の策定や国・地方自治体との協議など、今の仕事は、自分ひとりの力ではなく、社内の関係者、行政の方などたくさんの方々の力があってこそ成り立っていると日々強く感じます。

 このようなつながりを大切にしながら、チームとして一丸となって取り組み、笑顔あふれる関係性をこれからも築いていきたいと思います。

企業・IR・採用・法人向け情報